延性(ダクティリティ)
構造物や部材が、最大耐力到達後も急激な耐力低下を起こさず大きく変形できる性質。地震時に建物が倒壊する前に変形することで人命を守る「粘り強さ」に相当する。RC構造の耐震設計では延性の確保が最重要課題の一つ。
延性設計の要点
- 梁降伏先行型メカニズム(柱より先に梁が降伏するよう設計)
- せん断壁の適切な配置とRC断面設計
- 接合部(柱梁接合部)の靭性確保
- kw-鉄筋の継手・定着の適切な設計
フィリピン基準(NSCP)での扱い
NSCP 2015では特別RC構造(Special RC Structural System)と一般RC構造で延性要求が異なる。設計地震力が大きい地域ほど高い延性性能が求められる。
関連研究シリーズ
- nscp-study — NSCPの延性規定を Part 1〜6 で体系的に分析
- philippines-japan-comparison — 日米比較から見た延性設計の違い
関連キーワード
- kw-rc構造
- kw-せん断壁